ひとことで言えば、グッドバイブスとは「平安のメソッド」にほかなりません。そして、平安であることには、私たちの想像をはるかに超える多くのメリットがあります。
まず、私は平安な心を「しあわせの土台」と捉えています。セミナーなどでは、これをパソコンやスマホの「OS」にたとえることもあります。
「何をしているのがハッピーか?」の答えは、自分以外の誰にも決められません。まさに、十人十色、千差万別の世界だと思います。でも、どれだけ心躍ることをやっていたとしても、ひとつでも気がかりなことや、心配なことがあれば、心の底から「いま最高にしあわせだ!」と感じることはできないはずです。
自分にとってのしあわせな行動というアプリは、平安な心というOSがなければ、うまく動いてはくれないということです。
さらに、すべての人々は本来、次のような存在だと私は考えています。
・愛という存在
・完全に自由な存在
・傷ついたり損なわれたりしない存在
・与えることができる存在
・価値マックスの存在
・他の人々やこの世界とひとつである存在
「まさか!」と言いたくなる人も少なくないでしょう。では、もし、朝起きてから寝るまでのあいだ、少しのザワつきもなく、ずっと平安な心でいられたとしたらどうでしょう。「自分は自由だ!」と感じないでしょうか。家族に何かを頼まれたら、ふたつ返事でひと肌脱いでやろうと思わないでしょうか。
たぶん、ふだんの私たちは「恐れや不安」というノイズによって、本来の自分とはかけはなれた心をもつようになり、まるで別人のように行動しているのだと思います。
このおかしな状態を修復してくれるのが、平安な心なのです。
「グッドバイブス勉強会 シーズン2」では、いつのまにか失ってしまった平安な心を取り戻し、本来の自分を思い出すための、具体的な方法をワンステップずつ解説していきます。ぜひ、全回とおしてご参加ください!
平安な心を得るための取り組みは、どんなときでも「私は本当のことを何も知らない」という事実を受け入れるところから始まります。
たとえば、次のような深刻な悩みを抱えている人がいたとします。
「子どものころから、ミスや間違いを指摘されるのが苦手でした。いまの職場で、パワハラ気味の上司から毎日のように叱責を受け、とても辛い日々を過ごしています。転職も考えましたが、自分にはこれといって人より優れたスキルもなく、いまはコロナ禍ということもあり、うまくいくとは思えません。家族もおそらく、私の転職には反対するでしょう」
もし、この人が「本当のことを知っている」としたら、いま見ている望ましくない世界は、紛れもない現実として確定することになります。知っている人の判断なら正しいはずだからです。
反対に、この人が「本当のことを知らない」のなら、その同じ世界の信憑性はかなり疑わしくなります。知らない人の判断はたぶん、間違っているからです。
ぜひ、考えてみてください。あなたがこの人だとしたら、この2つの可能性のうち、どちらであってほしいでしょうか?
私はもちろん、後者であることを望みます。なぜならば、目の前にある世界がこの人の言うとおりだとしたら、
・自分はミスや間違いを指摘されるのが苦手。
・パワハラ気味の上司が、毎日そこを突いてくる。
・自分には、転職に必須の人より優れたスキルがない。
・コロナ禍での転職はうまくいかない。
・家族から転職を反対される。
これらの事柄が現実として立ちはだかり、八方塞がりになってしまうからです。
でも、私が「本当のことを知らない」としたら、事態は大きく変わります。いま挙げたすべての不利な条件に対して「本当にそうか?」と、疑問を投げかける余地が生まれるからです。
ぜひ、私たちが悩みを抱えているとき、自分を取り囲むあらゆる状況を、自分の意志で確定させている点に注目してください。そして、多くの場合、その見方は正しくないのです。
私たちはずいぶんと長いこと、自分の正しさに基づく自分自身の判断を頼りに生きてきました。だからこそ、それが間違っていると認めることは、さらに危険なことだと、大きな誤解をしているのです。
私たちにとっての救いは、その真逆のところにあります。そこに導いてくれる魔法の言葉が、
「私は本当のことを何も知らない」
だと私は考えます。
もちろん、何十年ものあいだもち続けた「知っている」という信念を手放すことは簡単ではありません。
「グッドバイブス勉強会 シーズン2」の第一回で、その具体的な方法をすべてお伝えします!
シーズン1に続いてシーズン2も、コロナに影響されず、全国どこからでも参加いただけるオンラインで開催します!
あらかじめPCかスマートフォンに「ZOOM」をインストールしておいてください。アドレスは申込みが完了するとこのページに表示されます。
グッドバイブス・エバンジェリスト、執筆家、音楽家。
1962年福岡県北九州市生まれ。青山学院大学英米文学科を2年で中退。
音楽家、IT系雑誌「インターネットマガジン」(インプレス)の編集長を経て2002年に独立。ガジェットやクラウドを駆使した仕事術の執筆とともに、企業向けに人材育成、プロジェクトマネージメント、コンテンツマーケティングなどの支援を行う。
2019年の『グッドバイブス ご機嫌な仕事』出版以降は、しあわせな働き方や、「生態系のように動く組織」の創り方を、個人や企業に伝道する活動をメインとしている。
著書に『すごいやり方』(扶桑社)『iPhone × iPad クリエイティブ仕事術』『グッドバイブス ご機嫌な仕事』(インプレス)『不安ゼロで生きる技術』(知的生き方文庫)などがある。
心理学ジャーナリスト。「ハック」ブームの仕掛け人の一人。専門は認知心理学。
1973年北海道旭川市生まれ。97年獨協大学卒業後、ドコモサービスで働く。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、04年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。
帰国後は「効率化」と「心理学」を掛け合わせた「ライフハック心理学」を探求。執筆や講演を行う。
著書に、ベストセラーとなったハックシリーズ『スピードハックス』『チームハックス』(日本実業出版社)のほか、『イラスト図解 先送りせず「すぐやる人」になる100の方法』(KADOKAWA)『やめられなくなる、小さな習慣』(ソーテック)『不安ゼロで生きる技術』(知的生き方文庫)など。
【グッドバイブスファクトリー】は、「グッドバイブス」に関連したイベントに関する情報、およびフォローアップを目的としたコミュニティです。 ※旧「働く人のメンタル会議」を改称しました。 現状は主に開催告知と、それらに関するご質問、ご要望などをこちらのコミュニティで受け付けています。
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