大阪市中央区博労町4-5-6 野上ビル2階
「いつも本気モード?! とんでもない!!」
「本気で仕事だの家事だのをやっていたら、すぐに息切れしてしまうし、時間がいくらあっても足りはしない!」
「どうやって時短するか、省力化するか。それを実現するのが仕事術だろう?」
「エネルギーコストをなるべく少なくして、それでも必要最低限の質を維持して、なるべく多くの生産性を高めるのが仕事術だろう?」
そう思っているでしょうか?
私も完全にそう思っていました。
倉園さんとともに、「グッドバイブス in 大阪」を主催する佐々木正悟です。
これまで、仕事に必要なエネルギーをギリギリまで節約し、それでもなるべく質や速度を落とすことなく、50冊以上のビジネス書を書いて、生きてきました。
なぜならそうしないと、「とても生きていけない、ヘタをすれば死んでしまう!」からです。
生まれつき体が大きくて丈夫な人ならいいけれど、自分はヘタレで虚弱体質なのです。
それでもこの過酷な競争社会で、人並みに仕事をできるようにしてくれたのが、仕事術であり、タスクシュートでした。
本気を出せ!
情熱を燃やせ!!
バーニングしろ!!!
そういう人とは、たとえ仲良くなれたとしても、その考え方には決して染まらないように気をつけてきました。
できる人は、そうすればいい。
でも自分には、できないのだ!
それをやったら、死ぬしかないのだ。
そう本気で信じていたのです。
そんな私にとって、とても不思議な出来事が起こります。2018年夏のことです。
私が決して信じてはいけない血迷った考え方であったはずの「物事に本気で取り組む」という発想を受け入れてしまったのです。
倉園佳三さんのウェブマガジンの一文に、
「本来、最強かつ最速であったはずの自分を取り戻す」
とあったのです。
私はそれ以前にも、倉園さんのことを知っていました。
強い敬意も持っていました。ただ、根本的に大きく異なるところがあるとも感じていました。
こういうとき、私はいつも同じ対応を取るのでした。
それはそれ、これはこれ。
私は私。彼は彼。
もっと言えば「私は虚弱」「彼は強靱」
そうです。これです。
だからそれでいいのです。倉園さんは「最強かつ最速」であっても、「佐々木は虚弱かつ低速」でいいのです。
私はそういうふうに生きてきたのです。
しかしどうしてもそれがうまく収まらないのです。私は倉園佳三という人をそれまで「知っているつもりで」いたのです。
彼は音楽、ギター、GTD、iPadが好きな人でした。弱々しくは見えなかったけれど、決して「強靱」「最強」というような印象はもっていなかったのです。
そのころ、ライフハックや仕事術の界隈では、筋トレをしたりフルマラソンを完走したり、何しろ「生産性とマッチョ」の時代でした。
倉園さんは、ひ弱には見えなかったけれど、そういう「体育会系的な強靱さ」とは全然、違うように感じられたのです。
だからこそ、私と似て、
「低燃費と省力化で乗り切るライフハック」
を好んでいるようにも思えたのです。
本来、最強かつ最速であったはずの自分を取り戻す。
これはどういう意味なのだろう?
そもそも仕事術で目指しているのは、
将来、最強最速の自分に「なる」
なのです。筋トレやマラソンで「鍛える」先にはそれがあるのです。
「本来」、最強で「あった」はずの自分を「取り戻す」
というのはおかしいのです。
これはどうしても倉園さんに直接お話を聞かなければいけない。そう思いました。
そうでないと、延々とこの不可解な謎で頭が混乱したままにされてしまう。
そうして会いました。会ってお話をしました。それで確信したのです。
私も「本来最強最速であったはずの自分」を取り戻そう、と。
そうして1年半が経過し、気づいてみると私は「最速の自分」を「取り戻し」つつあります。
どうしてそれがわかるのか?
すでに知っている方もいると思いますが、私は「タスクシュート」というツールを使って
「自分が1分以上かけた行動のすべての記録を残す」
という酔狂な作業を飽きもせずやっています。それも、10年くらいやっているのです。
だから私にはわかるのですが、
・これまでこれ以上はとても早くできないと信じていた作業も、軽々と速度において更新できてしまう。
・しかも質は決して落ちていない。
・疲労感もまったく増さない。
たとえば、ここ1年で私の体からは、慢性的に痛かった右腰の痛みが消え、左肩の痛みはすっかりなくなりました。仕事量は増えているにもかかわらずです。
月に3回は通っていた整体師のところにも、いまは月に一度行く程度、です。
腰も痛くない。肩も痛くない。目も痛くならない。疲れもしない。
すべての仕事も家事も子供の相手も「本気モード」で24時間過ごしているのにです。
タスクシュートを使ったことがある人ならわかると思いますが、私は一日を複数の時間帯に分けて管理しています。「セクション」というものです。
4〜7時、7〜8時、8〜10時、10〜11時、11〜13時……
こういった具合です。せいぜいが2〜3時間の「セクション」は、どれもパンパンでした。
私はまず仕事を落とさないことが密かな自慢ではありましたが、時間に余裕があったわけではありません。
ところがグッドバイブスを知った夏以来、セクションに時間の空きが出てきて、いまではすべてのセクションに時間的な余裕が生まれるのです。
しかもやったことは増えているのです。それは記録からも明らかです。
どうしてこれが可能になるのか、怪しくない言い方で伝えるのがなかなかうまくできずとてももどかしい。
『グッドモーニングバイブス』
というグッドバイブスをもじった音声配信を平日日刊でやっています。
これはほぼ20分の内容をしゃべってネット配信しているだけのものですが、私はこれに、しゃべっているきっかり20分しかかけていません。
事前準備はゼロ秒。メモもなければアウトラインなど一切なく、朝、いきなり話し始めて、話し始めてから内容を考え、そのまま最後まで話しきります。
編集もカットもしたことがありません。
それでも私はこのコンテンツには自信をもっています。少なくともいままで書いたどの原稿と比べても遜色はないはずです。
これが本気を出すということです。
先のことを不安に思ったり、言いよどみを恐れて余計な準備をしたりするのを「考えつきもしない状態」で進めていくこと以上に、いいやり方は一切ないと確信しています。
グッドバイブスは私にオリジナリティーはまったくなく、倉園さんの考えを私なりに理解して発信しているだけなのですから、私の脳内にたいしたものはないはずです。それでもこんなことがやれるのです。
本来、最強最速であったはずの自分を取り戻しつつある、これが成果と言うべきでしょう。
この、まさしく私自身がリアルに体験したことのすべてを、倉園さんと一緒に、「グッドバイブス in 大阪」でお伝えしたいと思います。
この文章を読んで、「まさか? そんなことありえない!」と思った人こそ、ぜひご参加ください!
『グッドバイブス ご機嫌な仕事』ブログ: https://goodvibes.work
佐々木正悟『グッドモーニングバイブス』: https://anchor.fm/shogo-sasaki/
【グッドバイブスファクトリー】は、「グッドバイブス」に関連したイベントに関する情報、およびフォローアップを目的としたコミュニティです。 ※旧「働く人のメンタル会議」を改称しました。 現状は主に開催告知と、それらに関するご質問、ご要望などをこちらのコミュニティで受け付けています。
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